１９９２年竣工
大阪府大阪市
時系列的には、１９９１年竣工の【FISHERMAN-HOUSE】、１９９２年に竣工
した【共生の家】と同じ手法で造られた建築です。いずれも共通するのが、
屋根材と外壁材とを同一とすることで、その形態をより明確にしています。
此の建築には、炉を切り湊紙を腰に貼った茶室が付設されていて、特異な
特徴を持つ住宅です。壁と天井にはシナ合板を目透かし貼りとし幾分古い
雰囲気が出るように着色塗装しています。高窓から高雅に挿し込む光が不
均質に塗られた色の濃淡をより強調して、独特の陰翳を醸し出しています。