富田林の家

2019年竣工
大阪府富田林市

平面計画的には典型的な「2階LDK」のプランです。
一方、1階にも小さなエリアですがリビングルーム的な
空間があります。2階の大空間は外気に面する表面積が
大きいので、全ての四季を通して熱負荷的にはいずれに
しても不利に働きます。従って室内の快適性を高めるに
は開口部を許容範囲内で抑えることが最も優先されると
判断しました。即ち高断熱サッシとはいえども所詮、高
断熱・高気密化された壁と屋根に勝るものは無く、開口
面積を相対的に減らし、効率的な光を導入する設計手法
を採用しました。また天井にあるシーリング・ファンで
室内温度の平準化を図ることで室内のどの部位に居ても
不快を感じないよう、また結露しないよう配慮しました