富田林の家

2019年12月竣工
大阪府富田林市


平面計画的には典型的な【2階LDK】のプランです。一方1階にもサブ
のリビングルームに相当する空間があります。2階の大空間は外気に
直接面する表面積が大きいので、シーズンを通して熱負荷的にはいず
れにせよ不利に働きます。従って室内のアメニティを高めるには、開口
部を許容範囲内で抑えることが優先されると判断しました。即ち高断熱
サッシとはいえども所詮、高断熱・高気密化された壁と屋根に勝るもの
は無くサッシ面積を相対的に減らし、効率的な光を導入する設計手法を
を採用しました。またシーリング・ファンで室内温度の平準化を図ること
で室内のどの部位に居ても、不快を感じないよう配慮しました。明るさが
必要な場合は1階のサブ・リビングルームで補完する、という考え方も今
回が初めてです。2階大空間は稠密な縦格子で囲まれた結果、かつて
當麻寺曼荼羅堂の後陣で体験した神秘性に類する空間が出現しました