旧朝香宮邸


東京都港区
1929年~1933年

高淳皇后の叔父にあたる朝香宮鳩彦王がパリ遊学後、2年を掛けて
建設し、1947年の皇籍離脱まで暮らされていた邸宅でした。その後
吉田茂により外務大臣公邸として使用されたのち、西武鉄道に払い
下げられ、また東京都に売却されたのち、1983年に都立美術館とし
て一般公開されました。そして2011年から改修工事のために、長期
休館してのち、2018年に全面開館したという歴史のある建築です。
上質のアールデコでデザインされたインテリアは、保全状態が良く、
2015年には、国の重要文化財に指定されています。瀟洒でエレガ
ントなデザインを参照するには、大変貴重な教科書的存在です。関
西にもし有れば間違いなく何度も通い詰めて見学したことでしょう





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