FILIPPO BRUNELLESCHI
1377年~1446年
イタリア・フィレンツェ
フィリッポ・ブルネレスキは初期ルネッサンスの草分け的存在です。
主にフィレンツェで活躍し建築家のみならず、彫刻家としても活躍。
サンタマリア・デルフィオーレ大聖堂(ドゥオモ)の巨大なクーポラ
部分の設計・建設については長年、技術的な解決が出来なかった
中、合理的で斬新な工学的提案で完成、と多大な貢献を果たした。
サン・ロレンツォ聖堂はルネッサンス建築の最も特徴的なエッセンス
が凝縮されていて、その内部の静謐な美しさは500年経っても今な
お品格さえ漂っています。ブルネレスキ以外の建築家も多数参加し
ていてメディチ家礼拝堂やローレンツィアーノの図書館はマニエリス
ム的諧謔手法で、ミケランジェロにより確信的に生み出されています
パッツィ家の礼拝堂は極めて奇妙な建築です。幾何学を駆使して造
られていて精巧な機械を彷彿させるのですが、正統的ルネッサンス
の美意識だけで造られている筈なのに、デモーニッシュな畸形の雰
囲気も漂う何とも不思議な建築です。小生のお気に入りの建築です
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