長谷寺


創建年8世紀前半
奈良県桜井市

長谷寺は一般的には花の御寺と呼称されるように牡丹、桜、紫
陽花、紅葉、と四季折々の風物を堪能する霊場と解釈されていま
すが小生はあくまで、あの399段あると云われる登廊と、何といっ
ても内舞台を内蔵する本堂の内部空間にこそ、空間としての価値あ
りと捉えています。遠くに見える山並みを大きな「額縁」として見
立てる手法は、内部の此処かしこに美しい陰翳を生み出し、此岸の
美をより効果的に堪能出来るようにと、巧妙に仕掛けられています





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