日本を代表する文豪、谷崎潤一郎氏が昭和初期に著した、白眉の随筆「陰翳礼讃」は、建築のみならず美術関係者にも未だに読み継がれています。
近代日本の性急な西欧化により、日本古来の美意識が次第に廃れてゆく事を目の当たりにした谷崎氏が、警世の書として著したもの。
其処で縷々語られている美意識を、最新の技術で現代的に翻案し、光と翳が綾なす豊かな生活空間をご提案します。
-VIEW-
家から眺める景色。
良い景色を室内から眺められ楽しむことを、借景といいます。良い眺めがあれば室内から見える様に、積極的に取り込み、空間に趣と奥行きを与え、自然と一体化することで、居心地の良い住居になります。
-GATHER-
開放感のある大きな空間のLDKを中心にして、家族で食卓を囲む和みの時間。家族で集い語らう楽しさと、家族の気配を感じながら、それぞれが自由な過ごし方で安らげる。そんな居心地の良い「家族の絆」を大切にした住まいです。
-PROTECT FAMILY-
住宅の密集地に在って、家族のプライバシーを護るための開口部の少ないファサード。
建て替え前はいつも雨戸を半開きにするくらい廻りの視線を気にされていました。それを解決するための閉鎖的な外観。一転、内部に入ると光と風がインテリアを駆け抜ける開放的なプランとしています。
-Philosophy-
帝政ローマ初期に活躍した建築家ウィトルヴィウスが、その著書「建築十書」の中で建築の三大要素「強・用・美」について述べています。『強が無ければ用は果たせない。強と用が無ければ美は形だけのもの。そして美が無ければ建築とは云えない』と断じました。
それは現在でも普遍的な真理。耐震性や耐久性が高く、機能的で快適、そして何より美しくないと建築ではない、と考えます。
-Profile-
一級建築士
KITANO SHOUSAKU
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北野彰作
建築研究所
KITANO SHOUSAKU Architecture office
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