Q.設計契約してから竣工までの平均的な期間はどのくらいですか?
A.例えば、木造二階建ての標準的な規模・内容、地盤補強が必要無い場合で、設計契約から約一年前後で建物が竣工します。鉄骨造、鉄筋コンクリート造の場合は更に長くなる傾向があります。基本的に、ご依頼主様のご希望のスケジュールと相談させて頂きます。
Q.設計打ち合わせの間隔、進め方はどうなりますか?
A.「基本設計」の段階では原則、二週間毎に打ち合わせを行い、ご依頼主様がご納得頂けるまで一般図のプラン提案をさせて頂きます。次の「実施設計」の段階でも概ね同じ様な間隔で、打ち合わせさせて頂きます。実施設計での意匠、構造、設備の各図面を順次ご提示→修正→再提示、の繰り返しで図面を完成させていきます。また水回り設備機器(キッチン、バス、便器、洗面化粧台)のショールームの予約、同行、アドバイス、見積依頼も行います。
Q.設計契約前のプラン提案はありますか?またその場合は有償ですか?
A.特段の事情(例えば土地購入する際の、判断材料の一つとする等)がない限り、原則的に設計契約前のプラン提示は行っておりません。もしご事情で、どうしても必要な場合は有償となる可能性(法令調査+図面作成費)が有りますが、柔軟に対応させて頂きます。
Q.工事監理はどのくらいの間隔で行いますか?
A.着工から上棟までは地業工事の監理、基礎配筋検査、アンカーセットの確認等、各々重点監理し、上棟後は竣工するまで隔週のペースで現場定例会議(ご依頼主様、現場監督を交えた一、二時間程度の打ち合わせ)を一定期間、定期的に行います。
Q.設計監理料はどのようにして算出するのですか?
A.従前から、一般的に定着している総工事費(税抜き)による料率方式(一般的には10%)を採用しています。また工事費が一億円を超える辺りから料率は下がるので、事前に御見積書をご提示してさせて頂きます。また少額の総工事費やリノベーションの場合は逆に2~5%程度、料率が高くなります。また確認申請の必要なリノベーション、省エネルギー計算、各種等級の性能取得、長期優良住宅申請等、申請手数料を含め別途費用が発生します。
Q.遠隔地でも対応できますか?具体的な営業範囲はありますか?
A.原則的に近畿圏内であればご対応しております。また近畿圏内の僻地を含め遠隔地の場合、一部交通費が別途発生する可能性が有り、ご契約前にご相談させて頂きます。因みに過去の遠隔地の例としては、鳥取市、兵庫県たつの市、和歌山県田辺市、東京都がありました。
Q.依頼主の要望を百パーセント叶えようとするタイプですか?
A.「百パーセント」というのは語弊がありますが、徹底してヒアリングさせて頂き、ご依頼主様の趣向や生活様式に合わせた家造りをしてゆくのが基本スタンスです。設計監理契約の際に、事務所独自のヒアリングシートをお渡しし、細かな項目をご記載頂くことで、ご依頼主様のご要望が、細かな処まで当方が把握できる内容になっております。監理の段階でも外壁、建具、造作等の色決め、金物品番の決定等、協議して一つ一つ丁寧に決定してゆきます。
Q.依頼主の年代は同世代が良いか、こだわりはありますか?
A.特に拘りはありません。これまで若い方なら三十歳代後半、年配の方なら八十歳代前半の依頼主様と家造りの設計監理をさせて頂きました。
Q.施工業者の依頼は一社の特命方式か、複数業者による合見積もり方式ですか?
A.それぞれ一長一短ありますが原則は、合見積もりを取る考えです。但し、過去に監理経験が一度もない業者さんに依頼する事は有りません。監理経験のある、優良な業者さんをご紹介します。また依頼主様のお知り合いの施工業者1社のみの特命方式は原則お断りさせて頂いております。理由はご契約前の建築相談の際に詳しくご説明いたします。
Q.打ち合わせは事務所に伺うのか、自宅に来てもらえますか?
A.資料が揃っているので事務所の方がご説明し易いですが、ご依頼主様のご事情でお伺いする事に吝かではありません。ズーム等、ネットによる遠隔会議等にも対応させて頂きます。
Q.土地の購入はどういう視点で選べば良いでしょうか?
A.土地は価格、生活環境、利便性、教育環境、法的制約、近隣状況等々、様々な視点から総合的に評価しなければなりません。業者が全ての情報を出す保証はないので、出来る範囲で自ら調査する必要があります。ハザードマップや造成前の旧地図の入手、周辺の地盤状況の確認、雨の日や夜間の周辺状況の確認、過去の冠水記録の調査等々、です。それと敷地内、或いは敷地に近接する工作物(擁壁等)の検査済証の有無の確認も重要です。
Q.木造の建物が地震に弱い、とは本当でしょうか?
A.地震時、瞬間的に建物に加速度が加わります。質量に正比例して加わる力が大きくなるので、質量が木造の約二倍ある鉄筋コンクリート造は不利になります。また緩い地盤で、階数の有る重い建物は、木造平屋建ての建物に比べて圧倒的に不利になります。要するに敷地の硬さに応じた適切な構造設計をしていれば一概に弱いとは云えない、という訳です。
Q.何らかの賠償責任補償保険制度に加入していますか?
A.社団法人日本建築士会連合会が1998年に創設した建築士賠償責任補償制度(けんぱい)に創設時から加入していて今日に至るまで継続して加入しています。所轄は東京海上日動火災保険株式会社。勿論、過去一度も事故が発生する事態に至ったことは有りません。
Q.建築の相談は有償ですか?
A.事務所での建築相談は無償です。メールやお電話で随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。事前にご予約いただければ、休日の建築相談も対応可能です。
Q.自己PRについて
A.かつて「普請は最高の道楽」、と云われた時代がありました。また一方で「三度経験しないと良い家造りが出来ない」とも云われました。ただ一度きりの「普請」で、ご依頼主様にとって最高の家造りの醍醐味を味わって頂けますよう、全面的にサポートさせて頂きます。