屋形町の家
様々な偶然が重なり御縁が生まれた仕事です。ハウスメーカーとの家づくりを進めていたものの疑問を感じ始め、偶々送られてきた高校の同窓会名簿に、偶々掲載していた弊事務所の広告を見られ気になりホームページを確認すると所在地のページに添付されていた画像の景色が何処かで見た様な記憶が…。翌日通勤でいつものバス停で定刻のバスを待っている間、何気に見上げると、なんと昨日見たあの画像のビルを発見。また学部は違うものの同じ大学の卒業生という事で御縁を感じメールを送った、と後日伺いました。旧和歌山城郭内の敷地は小生の実家に近く、昭和の南海地震の津波の被害を受け当敷地に曳家した家屋に住まわれていました。その昭和初期の空間イメージを継承し、城郭内の敷地という事から伝統的建築物を彷彿させるインテリアで纏め、断熱材も含め自然素材に拘った空間をご提案しました。
建築分類:新築
建築地:和歌山県
竣工:2007年11月
延床面積:163㎡